17日目−8月17日（日）− | ||||||||||||||||||
起床朝5時ごろ目を覚ます。これまで録ったラジオをイヤホンで聴きながら、納め札に名前を書いていく。 途中ふざけてサインっぽく書いてみたりするが、基本的にはまじめに書く。
景色はそんな良くない[7:52] お風呂から上がって一旦部屋に戻る。昨夜行ったレストランで朝定食が食べれるらしいので、 出発の前にそれを食べていこう。レストランに行って昨夜と同じ席に座り、朝定食を注文する。 
いただきます[8:01] 雨外は雨が降っていた。
あちゃー･･･[8:20] 
なんも見えねえ[8:31] 
水浸しの路面[8:33] 
ブシャア[8:37] 
「通行規制について」[8:40] 
だいぶ登ってきた[9:01] 
「この人物に注意」[9:07] 
右上にあるお寺に向かっています[9:19] 
あと8kmだそうです[9:23] その瞬間、僕の抱えてた黒々としたものは跡形もなく消し飛んだ。 去っていく車に「あざす！」と元気な返事をする。この時既に半泣き。 何をするにしても、認めてくれる人がいるっていうのは本当に嬉しいことだな、なんてことを考える。 
雲が晴れてきました[9:28] 
実は空に浮かぶ島でした[9:32] いつの間にか雨は止んでいたが、シャツもハーフパンツも既に水浸しだ。 ズチャズチャと音を鳴らしながら歩いていたら、 
おおお[9:36] 
右ですね[9:42] 虫との戦い山には虫が多かった。中でも小バエは厄介で、執拗に僕の周りを飛び回る。それも三匹ほどだ。 両手は自転車で塞がっているので叩いて殺すことはできない。それで頭を上下に振って追い払おうと するのだけれど、僕の首の上下に合わせてヤツらも上下するので意味がない。ただ、こういう 状況でも慣れっていうのはあるらしく、次第に小バエのそれぞれに名前をつけたりして遊ぶ 余裕も出てきた。
ハエニコフ（長男）はしっかり者[9:43] すると、蜂の羽音が聞こえなくなった。と同時に、左の肩の上に違和感を感じた。何だろうと思って 首を左にひねると、蜂が肩にとまっていた。まるで鷹匠にとまる鷹のようにだ。「刺激しちゃいけない」 と分かっていたはずなのに、蜂を払って自転車に跨り、一目散に逃げ出す。 10秒ほど全力疾走し、 ふう、そろそろ大丈夫かなと後ろを振り返ると、蜂の姿はなかった。まったく驚かせやがってと 自転車から降りた瞬間「お待たせ！」と言わんばかりに蜂再登場。また自転車に跨って逃げる。 どこにそんな元気が残っていたんだと思いたくなるようなスピードで逃げ、なんとか蜂を振り切ることに 成功する。 料金所にて
仙人とか出てきそうだ[10:16] まあいいかと前を見ると、遠くに小さな小屋が見えた。 小屋の隣には広い駐車場があったので、どうやら小屋は駐車場の料金所らしいことが分かる。 誰かと話したくなって料金所を覗いてみると、中には小柄なおばさんがいた。僕が挨拶すると、 彼女は「その荷物、置いていったら？」と言った。何でもここからお寺まではまだちょっとあるらしく、 一本道だから帰りに再びここを通ることになるから、荷物だけ置いていったら楽になるよ、ということだった。 楽ができるんであれば、と素直に荷物を置かせてもらうことに。サイドバッグの片方を自転車から外し、 小屋の隅っこに置かせてもらう。この時「もしかしたら中身を盗られるんじゃ･･･？」と疑った 自分が恥ずかしい。盗られるような物も入っていないくせに。 バッグをひとつ外した自転車は、思った以上に軽かった。少年漫画でよくある「すごく重い服を着て 修行して、試合の時に外してスピードアップ」というあれのようだ。 
ビシッと整列してる木[10:35] 
ちゃんとガードレールがあるのがすごい[10:40] 
舗装にヒビがはいってきた[10:52] 
道が細くなる[10:54] 
あと30分･･･[10:55] 
さらばコンクリート[11:05] 
ジャリジャリする[11:10] 
看板を目にし[11:14] 
鳥居を横切り[11:16] 
光り輝く景色の先に[11:17] 
[11:17]
雰囲気が他のお寺と全然違う[11:26] 
150円の自販機[11:31] 
高さ700mの滑り台！[11:49] 料金所のあったところまで戻り、中にいたおばさんに挨拶をする。バッグを自転車に取り付けていると、 おばさんが黒飴を数個くれた。こんな気のいいおばさんを少しでも疑った自分が恥ずかしくて仕方ない。 お礼を言って料金所を後にする。 
どうやってあんなとこに建てるんだ[11:52] 
おじさんと一輪車[12:07] 
だいぶ下りてきた[12:41] 
一仕事終えた気分[13:18] 一息ついたところで再び走り、今度はファミマに入る。 
おにぎりも欲しいけど[13:40] 
とりあえずこれを買う[13:42] 寝床探し
町だ[15:18] ゴムの交換には2000円かかり、それとは別にパンク修理セットを買った。これまで持っていなかったのが 自分でも不思議なくらいだが、何とか一度もパンクせずにやってこれたので結果オーライだ。 おっちゃんにお礼を言ってお店の外に出て、試しに少し走ってブレーキをかけてみると、 自転車はまるで一時停止したかのようにピタリと停まった。すごい！スポーツ車のブレーキの性能に 驚くと同時に、磨り減ったブレーキでの走行がいかに危険かを思い知った。 
道路の右側を歩く[15:19] 
屋根より高い[15:49] 
左側にスイッチ[16:09] 
もうすぐ5時だ[16:50] 
まんぷく海苔弁当＋グレープ水[17:33] 目を覚まし、脇にどけてあった弁当のゴミをゴミ箱に捨て、寝床探しを始める。 
田舎に泊まろう[18:23] 
トリケラトプスだ[18:30] 
暗くなってきた[18:39] 
煙突が見える[18:40] 
独り占め[18:43] 夜景日が沈んで夜が訪れると、東屋からの景色は一変した。
うおお[20:30] これで隣に好きな女の子でもいれば「綺麗だね、でも君のほうが〜」なんて言えるんだけど、 いや言わないけど、この夜景のせいで一人なのが余計寂しく思えてきた。しかも公園は蚊だらけで 雰囲気もクソもあったものじゃないし。気休めに携帯用ベープのファンを回しておき、 テーブルの上に横になり、テントに包まる。もしかしたらさっきのトリケラトプスが 夜な夜な動き出してるのかも、なんて妄想したりしてるうちに寝た。 一日の走行データ
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